すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

一斗缶

忙しい仕事の最中、ハイターがないことに気づいた。さらに取り分けようとしたら、本体(一斗缶)も空だ。地下室からうんせうんせと運び出す。 しかし、ふと自分の力のなさに驚いた。確か入社当時は一斗缶二つ運べたのだ。なにせ力仕事なのだから、本職が。 …

勘違い

家に猫が来てから、一年あまりもたった頃である。キヨちゃんの怒声に、私は何事かと裏庭に向かった。訳を聞くと、どうやらよその猫がうちの猫と寄り添っていたらしいのだ。別段、悪さをしているわけでなし、構わないと思うのだが、もともと猫嫌いだったのだ…

現在我が家では猫と犬を飼っている。もともと祖父の犬好きのお陰で、昔から犬は常に飼っていた。しかし、猫はかつて飼った試しがなかったのだ。おそらく祖父が猫好きではなかったのであろう。父は動物はだいたい好きな人であるが、独身時代に飼っていた猫を…

マムシ

うちはすごい田舎であるため、よくマムシに遭遇する。山の子だとて恐いのは同じなのだから、出来ればお会いしたくないのだが、これがほぼ毎年一度や二度は出会うのである。巣が近くにあるのか、我が家の隣家などは庭で出くわすというからいただけない。 さて…

性格

性格 人は変わっていくのです あなたの愛した おばあちゃんは 優しい笑顔の おばあちゃんだったのですね 暴れたり 叫んだり ひどい言葉を吐くこの人を 見るのは きっと辛いでしょうね 受け止めるのは もっともっと辛いでしょうね 人は変わっていくのです あ…

十字架

十字架 旅先で 偶然隣り合わせた人 私は若く 仕事に誇りも希望も持っていた 所詮 偽善じゃないか 他人の世話してやって 自分たちは気持ちいいだろう 辛らつな言葉が 胸をえぐった 俺は他人に任せなかった この手で 二親を送り出したんだ 数十年の長きに渡る …

洗濯

キヨちゃんはとても働き者で、その昔は、家事の他にパートと内職もしていた。だから朝はとても早く、五時には洗濯物を干し終えていた。 しかもキヨちゃんは洗濯機が嫌いだった。とても水がもったいない気がするらしいのだ。だから、真冬の凍てつく日でも、湧…

四次元ポケット

四次元ポケット 「ありゃ こんな所にキャラメルが」 あなたのポケットは 不思議なポケット しまったことを すぐに忘れてしまうから いつも マジックみたいに いろんな物が 出てくるんだよね とても 得したみたいに喜ぶけど それも すぐに忘れちゃう 一日に …