すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

黄金週間

 世間はゴールデンウイークである。観光客が多いので、通勤時間も遠い人はハラハラしていることだろう。今日も同僚が
 「おっそい車がダラダラ走ってた。煽ったらだいぶよけてくれたわ。」
と、介護職にあるまじき(笑)発言。
 この休みを利用して、入院中の担当様が外泊を試した。彼女は末期癌との診断が出ており、余命を3ヶ月と切られてからの介護申請だった。ところが、それから半年。更新申請の時期が来て、腫瘍マーカーはどんどん数値を下げている。すごい生命力だ。
 勿論体力は落ちているが、早く退院してデイサービスに行きたいとはりきっている。困惑しているのは家族だ。
 当然彼女が余命を永らえていることは喜ばしい。ところが、田舎の家は出入りすることも病人には困難なのだ。田舎の家は長い坂道を自分の足で登らなければならない。車はおろか車椅子も入れない。迂回路もない。
 退院してきて終わりならいいのだが、(つまり家で何らかの介護を受けるだけなら)本人は自分の状態を知らず、家に閉じこもることを嫌う。来週には何とか方法を検討しなくては。
 ゴールデンウイーク。介護職も介護している家族も介護される人も・・・。関係ない。

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