すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

留守番猫

 担当様がどんどん減っているこの状況で、問題だけは次々起こるので、なかなか「暇」とはいかない。今日は18時に来客がある予定で、キヨちゃんに
 「七時ちょっと過ぎるかも・・・」
と言って出かけた。
 ところが、お客様のお仕事が押したようで、19時前になっても来られない。これはキヨちゃんに電話しないと心配する。電話は例のハンズフリーでつながる見守り携帯だ。
 1回目の電話。
 「もしもし!」
 ・・・・・・。
 「もしもし!お母さん!」
 「にゃお~ん。」
へ?
 「もしもし、くろべえ?」
 「にゃお~ん。」
どうやら近くにキヨちゃんはおらず、声に反応したくろべえが返事をしている。
 しばらく時間を置いて2度目の電話。
 「もしもしお母さん。」
 「にゃお~~~。」
 「くろべえ?」
 「にゃん。」
 「母ちゃんおらんの?」
 「にゃお~ん。」
律儀に返事をする猫である。
 3度目の正直。
 「もしもしお母さん?」
 「はい。」
 「やっとおった・・・。」
 こんなやり取りがあって、やっと私はキヨちゃんに遅くなると伝える事ができた。帰ると留守番のくろべえは遊びに行ってしまっていた。
 これで
 「さっき遅くなるって電話あったよ。」
とくろべえがキヨちゃんに言えたら良いのだけど。


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください