それでも、物凄く忙しい月と比べれば、残業もほとんどしていないしましな方だ。ところが、この「普通」に慣れてくると、ちょっとの残業でも「遅い」と感じるキヨちゃん。しっかり残業なぞした日には、当然拗ねるのである。
今日は会議もあり、頑張って仕事したが追いつかない。19時は過ぎると分かったので途中でくりりんに電話。キヨちゃんに先にご飯を食べるように伝えてもらった。
ところが帰ってみると、拗ねて部屋にこもってテレビを見ている。幸い自分のご飯は済ませていた。声をかけても返事もしない。くりりんによると、
「知らん!」
と言って拗ねてしまったようだ。
これにはもう一つ理由がある。私もくりりんも、「行ってきます」も「ただいま」も当然欠かさない。ところが、キヨちゃんは耳が遠いので気付かない事も多い。
確かに、顔を見て言えば間違いないのだが、朝は出掛けなので玄関先で声をかけるくりりん。帰りは離れが私たちの部屋なので、まず母屋の玄関から顔を出して声をかけるくりりん。が、キヨちゃんが気付かないと、
「いつ行ったのか、いつ戻ったのか分からない。」
と言う事になる。だから、今日は知らないうちに出掛けて、いつ戻ったか分からないくりりんが、残業の伝言を届けたのだから、イラッとしたのだろう。
にしてもやれやれである。しんどいのはこっちだと言いたい。
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